<銀行・信用金庫・信用組合の違い>

銀行…株式会社。主な取引先は大企業。

信用金庫…

• ・設立目的は、国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する。
• ・地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関。
• ・主な取引先は中小企業や個人。地域社会の利益が優先される。
• ・営業地域が一定の地域に限定されており、資金がその地域の発展に生かされている点も銀行と大きく違う。

 

信用組合…

• ・設立目的は、組合員の相互扶助を目的とし、組合員の経済的地位の向上を図る。
• ・根拠法が中小企業協同組合法(信用金庫は信用金庫法)。
• ・会員資格が小規模に特化している面が信用金庫と違う。(例:信用金庫は資本金9億円以下の事業者も認める。信用組合は資本金3億円以下の事業者を認める。)
• ・預金は原則として組合員を対象。信用金庫の場合は制限なし。

ざっくり言うと、扱う範囲が信用金庫の方が広い。

 

 

<信金中金の役割>

①信用金庫の業務機能の補完

個々の信用金庫が、その規模や事業地域、それぞれが抱える課題から、制約が生じることも少なくない。

信用金庫が個別に行うことが困難であったり、非効率である業務を補完ふる。

 

②信用金庫業界の信用力の維持・向上

信金中金は信用金庫のコンサルタントあるいはホームドクターとして、

信用金庫の経営分析、経営相談、資本供与などをしている。

 

③総合的な金融サービスを提供する金融機関

金融機関の本来の業務である預貸金業務・為替業務の他、金融債の発行業務も行なっている。

また、信託・証券・投資顧問・投資信託・ベンチャーキャピタル・M&A仲介・マッチングといった業務も行う。

 

④日本有数の機関投資家

30兆円に上る資産を保有している。そのうち20兆円を国債、地方債などの有価証券で、

4兆円を短期金融市場で運用するなどしている。

 

⑤地域社会に貢献する金融機関

信金中金は、地域社会の発展と地域経済の活性化に貢献するため、地方公共団体、地元企業などへの

直接貸し出しを推進している。リレーションシップバンキングの観点から、信用金庫とともに、

信用金庫の取引先の経営改善・企業再生、地域活性化への支援等にも積極的に取り組んでいる。

 

 

<信用金庫のネットワークを生かした復興に向けての取組み>

①カタログ「しんきんの絆」による販路拡大支援

被災地域を含む東北地区の信用金庫取引先の坂路拡大を支援するために、

その取引先が扱う商品等を掲載した通販カタログを作成。

全国12万人の信用金庫および関連団体の役職員に購入を呼びかけたうえ、一般のお客様にもご案内した。

 

 

<海外進出について>

信用金庫取引先の海外進出にかかる支援態勢を強化するために、アジアの現地銀行とのネットワークを拡充。

平成24年10月には「信用金庫の東南アジア拠点」としてバンコクに駐在員事務所を開設。

→香港・上海・バンコクに駐在所あるけど実際いくことあるの？

 

<SCB中期アクションプログラム2013>

サポートプラン①業界ネットワークの積極的活用

食や製品といった「モノ」のマッチングを中心とした支援を一歩進め、

信用金庫業界の最大の強みであるネットワークを生かして、「ヒト」「技術」のマッチングにも取り組んでいく。

 

サポートプラン②人材育成と強固な組織態勢の確立。

割愛。

 

 

<信金中金職員として心がけること>

①お客様本位であること

お客様のニーズを見極め、ニーズに応えるにはどうすべきか常に模索。

②変革志向であること

お客様の期待に応えようとすれば、新しい目標やチャレンジすべき課題が見えてくるはず。

③プロフェッショナルであること

業務経験だけでなく、探究心や自己啓発にやって積極的に身につけた専門性やスキルを発揮するべき。

 

<行動様式>

S.Speed

C.Challenge

B.Basic

 

 - 金融

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